トロステとやる夫の共通点
プレステ3やPSPで配信中のニュース番組『トロ・ステーション』に、耳勉強を教える人として出演してしまいました^^
トロは「どこでもいっしょ」シリーズの主人公で、本当にかわいいキャラクターです。
番組の中では、トロとクロに、耳勉強法に挑戦してもらいました。
それにしても、この番組は良くできています。勉強になる部分が多いです。
1.かわいいキャラクターなので、女性・子どもに受け入れられやすい。
2.キャラクターが
・トロ=無垢・あまり知識がない・ボケ役・割と常識的
・クロ=ちょっとブラック・色々知識がある・ツッコミ役・割とオタク的
という性格なので、クロがトロにつっこみつつ教える、クロが暴走するとシロがまったり止める、という基本構成が作りやすい。
3.結果として、とても分かりやすい番組になっている。
4.クロを暴走させるとオタク層に訴求できる。
という構造が秀逸だと思います。
耳勉強法は脳科学の論文に依拠した部分があるので、結構難しいパートもあるのですが、すごく分かりやすくて、面白い番組でした。
また、今回は別の意味でも話題になっていました(^^;
「エンドレスエイト」ネタというのは、人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で、同じエピソードを8回放送したというある意味伝説の回なのですが、そのネタが冒頭部に使われていたんです。
また、トロの相方のクロがオタクパワーを全開にする数少ない「クロ枠」と呼ばれる回になっていたらしく・・・
上記4が発動した回だったんですね。
より多くの方にご覧頂けたようで、いろんな意味で光栄です!
本当にどうもありがとうございました!>トロ、クロ
トロ・ステと同じような構造を持っているコンテンツとしては、「やる夫が○○するようです」「やる夫が学ぶ○○」といったやる夫シリーズがありますね。
やる夫シリーズとは、2ちゃんねるから出てきたコンテンツで、ダメダメのやる夫が色々な経験を通して成長したり、学んでいくというのが基本ストーリーです。
派生系として、やる夫が家康になって家康の一生を描いたりする「やる夫が○○になるようです」という偉人・職業系のストーリーもあります。
アスキーアートでできているやる夫がなんとも人間味溢れるキャラクターで、秀逸なコンテンツが多いのですが、トロ・ステと結構似ていると思います。
1.主なキャラクターとして、
・やる夫=おバカ・ボケ役・時々天才になる
・やらない夫=冷静・ツッコミ役・常識人
がいて、やる夫がおバカ、やらない夫+その他のキャラクターがやる夫にツッコむという基本構成が作りやすい。
アスキーアートはこちらで見て下さい^^
2.2ちゃんねるユーザーが好きなオタクネタを取り入れたストーリーが作りやすい。
3.結果として、分かりやすく、オタク層にも訴求するコンテンツとなる。
トロ・ステと比較すると、キャラクターの性格設定はほとんど同じですが、オタク要素の扱いが若干違いますね。
やる夫の場合、オタク要素はアスキーアートでアニメキャラを出したり、アニメキャラのセリフを出すことでばんばん入れられるのですが、トロ・ステは基本2匹のキャラクターしか登場しないので、トロとクロにオタク要素を刺激する性格付けをすることでカバーしています。
トロとクロはソニーの公式キャラクターでもあり、作品ごとに性格が変わるようではブランドが維持できないでしょうから、その辺の扱いもあるのだと思います。
やる夫では、その辺りの大人の事情を無視できるフリーダムさがありますね。
やる夫が教えるシリーズは本当に良くできていて、私も結構楽しんで読んでいます。
今までで特に良かったのは、
やる夫で学ぶフェルマーの最終定理
やる夫で学ぶサブプライム問題
です。
専門家が書いているのでは?と思うくらい分かりやすい内容になっています。
難しいことをこれだけ簡単に書けるというのは、素晴らしいと思いますし、参考になります。
・・・私もオーディオブックについてやる夫シリーズで書いてみようかしら。
やる夫シリーズのコンテンツはこのまとめブログで読めますので、ご興味のある方はこちらをどうぞ。
それでは、また!