積極的に「積ん読」 しています
オフィスの近くの山下書店(半蔵門店)で本を買いました。
ここの山下書店は大きくはないのですが、書店員さんの好みと私の好みが似ているせいか、ついつい長居して買ってしまう書店の一つです。
私は出版業界を下支えしたいという思いから現在の事業を始めました。そのくらい、私は本が大好きですし、読書の時間は至福の一時なのです。
個人的にも、本を良く買います。大体1ヶ月に1万円くらいは使ってしまいます。当然全部は読めず、順番待ちの本が大量にあるのですが、容赦なく買います。そうして私のオフィスの机と自宅には、積ん読タワーができあがっています…。
積ん読状態の本をため込むと、ついつい罪悪感を感じてしまったりもするものですが、私はそのようなことが一切ありません。そのきっかけは浪人時代に英語を習った恩師の言葉でした。
「本は水物だよ。いい本はすぐになくなってしまう。これは!と思う本を見つけたら、とりあえず買っておくことだ。買って後悔することはないのだから。本とは一期一会だと思って向き合いなさい」
恩師のこの言葉には、大いに感じ入るところがありました。この言葉のおかげで、積ん読しても良い、むしろ積ん読をしよう!と思えるようになったのです。
今は書店での本の回転が速い時代なので、売れ筋の本以外はすぐに店頭からなくなってしまいます。そのため、本の一期一会性はより高まっていると思うのです。
だからこそ、私はぱっと見て「これは!」と思った本は取りあえず買うことにしています。そうして積ん読タワーはどんどん高くなっていくわけです(^^;
恩師の教えもあるのですが、本の一期一会性が高まっている今、瞬間的に「いい!」と思った本は買うようにしています。
そのため、必然的に「いい!」と思った本が積み上がるわけですが、瞬間的に「いい!」と思うのは、自分自身の本能が反応しているからです。
本能がなぜ反応したのかを後から考えてみると、本にこめられた思いや、作り、デザイン、テーマなど、色々な要素に反応していることが分かるのですが、これが自己理解につながり、さらには自分のような人を反応させるためのマーケティング的な考え方を学ぶことにつながります。
商品購入にまで致るくらい本能を刺激するマーケティングこそ、価値があるマーケティングだと思います。
積ん読されている書籍のタイトルを眺めているだけでも、自分の本能が何を求めているかが分かりますよ!
・・・というわけで、今日から、本を買ったらとりあえず「今日の積ん読」コーナーとしてブログに書いてみようと思います。
読む前の印象だけの感想なので、内容と違う可能性もありますが・・・、それは積ん読の宿命なので多めに見て下さい(^^;
今日の積ん読
1.本人vol.10
巻頭の忌野清志郎の昔のインタビューがインパクト大です。ずっと気になっていました。『脳が良くなる耳勉強法』で書いていますが、インタビューは本人の声を頭の中で合成しながら読むと、より面白いですよ。
2.東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録 歴史編とキーワード編
東大講義録と名前が付くと、何となく買ってしまいます。東大教養学部で行われる名物授業は本当に面白いのです。
3.ちはやふる 5巻
4巻までとても面白くて、楽しみにしていた一冊です。
いったい実際に読むのはいつになってしまうのか…という感じですが(^^;)
ぜひ皆さんも、積ん読でも良い!という気持ちで本との出会いを楽しんでみてください。
拙著『脳が良くなる耳勉強法』も引き続き発売中です。
今週号の週刊ダイヤモンド『Book review 新刊フラッシュ』のコーナーでご紹介頂きました!
ありがとうございます!
今後ともよろしくお願いいたします!
- 作者: 上田渉
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/06/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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